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利休百首歌とは・・
四規七則と同様に茶の湯の精神や点前作法の心得などを和歌の形で百首にまとめたものです。江戸時代になって、「利休百首歌」と千利休の名を冠したものとなりました。
百首歌の中で最も有名なのは最初の歌のこちらではないでしょうか。
「その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれ」
淡交会などの集まりでも最初に参加者一同で合唱する機会があるので、そのうち空で唱えることができるようになりますね。
わたしはできませんが・・

Hana
この歌の意味は「志を持ってのぞめば、その人の心の中に既に立派な師匠が生まれている。」というもの。
茶の道に一歩踏み入った者の茶を学ぶ姿勢を説いたもので、唱えるたびに初心を思い出させてくるフレッシュで清々しい歌です。
Hanaが特に好きな利休百首歌は・・
個人的に、最も好きな利休百首歌は97番目のこちらです。
「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて のむばかりなる事と知るべし」
「色々な作法や決まり事は存在するが、本質はただお湯を沸かして美味しいお茶を点てて飲むことが茶の湯であることを、忘れてはならない。」という歌です。
目の前の人のことを思い、美味しいお茶を点てて、一座建立。ただこの事に心を尽くすのみ。
結局のところ、Hanaがお茶から学んだのはこのことで、大切にしたいものもこれに尽きるんだな、と、色々なお茶を見てきて思いました。
このスピリットが無いお茶には惹かれないんだなぁと。
例え豪華絢爛な茶室や会場、希少価値の高い茶道具が用意されていて、著名な方がみえるお茶でも・・・、なんだか表面だけの虚しいお茶に感じてしまって、心が冷めてしまうんですよね。

Hachi
なんか “言いたい放題” になってきてない??
茶人である限り、いつも・いつまでも忘れずにいたい心です。

Hana
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