Rediscover Japan.
お茶の世界。日本の楽しいこと、美しいもの。
色々 / Others

お茶会での作法・服装について

お茶席に招かれたのに作法が分からない…。

「気楽なお茶会だから、よければ来てね。」なんて、簡単に誘われたけど、お茶会って・・・?どんなことするの?着ていくものは?そして何より、「作法がわからない!」という方、多くいらっしゃいます。

お茶会にはたくさんの種類がありますが、一般的に気楽なお茶会というのは、おそらく一服5~700円くらいの、小さなお子さんも歓迎の市民茶会のことを指していると思われます。公園やモールなどのイベント時にたまに見かけるお茶席です。

この種のお茶会は、茶道を知らない方を対象としていますので、言葉のとおり気楽に参加してよいと思いますが、以下に配慮することができれば完璧かと思いますので、気になる方は参考にしていただければと思います。

服 装

・ 清潔感のある装い。(女性は膝が隠れるワンピース・スカートなど。男性もスーツでなくてよい。)
・ 畳席の場合、靴下は白色が望ましい。また畳に上がる前に履き替えることができるとより望ましい。

持 ち 物

・懐紙と菓子切があれば、持っていくとよい。(無くても問題ない)

作 法

・お茶会ではまずお菓子⇒その後お茶が出されます
・正座が苦しい方は崩しても大丈夫。「失礼します」と一言隣の人につぶやけば、隣の方が茶道についての知識があった場合でも完璧です。

・お菓子を出されたら、お運びさんに対し、一礼*1

・お皿(銘々皿)を両手で軽く持ち上げ、軽く頭を下げる(いただきます、のような意味です)

・(自分の懐紙と菓子切があれば、)銘々皿と自身の膝の間に懐紙を置き、銘々皿に乗っている黒文字(木の楊枝)を使い、お菓子を懐紙の上に。
*2

・銘々皿を自身の膝前左側に少しよけておき、お茶が出されるときのスペースをあけておく

・お茶を出されたら、お菓子のときのように一礼

・畳の縁中、まだお茶を飲んでいない隣のお客との間に茶碗を置き、「お先に。」と一言。

・自身の膝前に茶碗を戻し、手にとり、軽く頭を下げる

・正面をよけるように、向こうから2手、時計回りに茶碗を回す(ぐるんぐるん回さず、多少でよいです)

・お茶を飲む

・飲み終わったら、回した分、回し戻す

・自身の膝前、縁外に茶碗を置き、茶碗に興味があれば拝見する

・お運びが茶碗を下げにきたら、座ったまま一礼する

以上です。

長々と書きましたが、正直この種のお茶会では、作法はあまり気にしなくてよいと思います。700円のコーヒーを飲みに行くときと同じ心構えでいれば、自然とそれなりの所作になるので、それで問題ないと思いますよ。作法に気を取られて、その場を楽しめないのが一番勿体無いので、気楽に行きましょう。

流れるような点前、釜の湯の沸く音、水を注ぐ音、そして何より季節を反映した和菓子の美しさ、甘いお菓子を食べた後の抹茶の深い味わい。全てのちょっとした非日常を、五感を働かせてフルに味わっていただければ、また行きたい!と自然に思われるお茶会になると思います。亭主もお客様に楽しんでいただくことを一番の喜びに感じております。

是非、気張りすぎず、いつもとは少し違う非日常であるお茶会に気軽にお出かけください。
あなたにとっての初めてのお茶会が素敵な思い出となりますように。

*1:お運びさんを真似すればよいです

*2:懐紙がない場合、銘々皿からそのままお菓子をいただく