Rediscover Japan.
お茶の世界。日本の楽しいこと、美しいもの。
作品 / artifact

久保田一竹美術館で辻ケ花を心ゆくまで・・・

久保田一竹美術館とは

あの幻の花「辻ケ花」を世に生み出した染色工芸家、久保田一竹氏の作品が所蔵・展示されています。

山梨県、霊峰富士山が見渡せる河口湖付近の小高い丘の上、 「人と自然と芸術の三位一体」・「新しい文化・芸術の発信地」をテーマ に建設されました。旅行サイトTripadvisorでも評価4.5★と高評価の、外国人観光客にも大人気の美術館です。

久保田一竹氏の「辻ケ花」といえば、お着物好きには知らない人はいない大変有名な作品。この作品群が目の前で見れるというのがもちろんなのですが、この美術館、実は・・その建築物も素晴らしいです!!

公式サイトにも紹介があるように、久保田一竹美術館を構成する三大要素は「展示物」「建造物」そして「庭」ということで納得。久保田一竹氏のこだわりがたっぷり詰め込まれているのですね。

和どっぷりの美術館かと思いきや、全体的に東南アジアちっくな雰囲気もあり、プリミティブアートも随所に取り込まれ、ショップのある新館もなんだかスペインのガウディっぽい。

入口
インドの古城に使われていた数種類の扉を組み合わせた正門。
興味深い柄でした。
錦鯉の泳ぐこだわりの庭園

庭は、久保田一竹氏構想、京都の造園家・北山安夫氏が手がけた作品です。 湧き水と滝と錦鯉、スケールの大きな作品になっています。滝の音が心地よいです。

新館「蜻蛉玉ギャラリー」
ガウディっぽいと思うのは私だけ・・?

新館の「蜻蛉玉ギャラリー」。 このエントランスを見て、まさかお着物の作家の美術館だとは思いませんよね・・・。斬新です。ギャラリー&ショップ&チケットオフィスで、作品展示室のある本館へはこちらの新館を通り抜けていきます。

名前になっている「蜻蛉玉」は久保田一竹氏が幼少期から集めていたそうで、これらの蜻蛉玉をはじめとする、久保田氏が長年にわたり収集してきたアートの展示がされています。ショップには山梨県の名産品、漆や金箔を使用した伝統工芸品、辻ケ花関連の小物が販売されています。

螺旋階段の上は本館の「作品展示室」

作品展示室内は撮影禁止のため写真がありませんが、「辻ケ花」の振袖・着物が20種類くらいは展示されていました。全ての作品に銘がついていて、説明書きも日本語・英語とバイリンガル対応。中央では久保田一竹氏のインタビュー映像と辻ケ花の工程を紹介したVTRが上映されています。久保田一竹氏が愛用していた道具や身の回りの物も展示されていますよ。

そしてこの作品展示室で是非とも忘れず寄っていただきたいのが、展示室奥にある茶房「一竹庵」

久保田一竹氏がゲストルームとして使用していたそうで、 インド、アフリカ、東南アジアから集めたインテリアを配し、様々な文化が融合したセンス溢れる空間となっています。龍門の滝といわれる小さな滝を眺めながら、美味しいお抹茶と上生菓子を頂くことができます。オーダーしなくても、入室できますので、是非このインテリアだけでも見ていってください。

本館脇桟橋からの霊峰富士山
何気に写真スポットです

久保田一竹美術館いかがでしたか?

お着物好きの方ならばもちろん、建築好きの方にとっても大変興味深い空間になっています。美術館にしてはコンパクトにまとまっていますので、所要時間は大体2~3時間程度見積もっておけば、慌てることなくゆっくり過ごすことができるかと思います。

ずっと行きたかった美術館の1つでした!満足です。

Hana
Hana

http://www.itchiku-museum.com/