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茶道色々 / chado

茶杓の銘一覧 【濃茶編】お稽古に役立つ!

薄茶手前の茶杓には1年を通じて使われる銘以外に、季節を表す言葉が取り入れらており、月ごとの茶杓銘をまとめた表などがインターネット上や「茶道実用茶道手帳」などの書籍でも特集されています。一方、濃茶手前では薄茶手前とは異なり、季節を表す銘は使われないのが一般的です。

お稽古で道具拝見のお稽古をしても、茶杓名はいつも同じになりがち。以下、濃茶点前に使用される茶杓の銘を一覧表にしてみましたので、気に入ったものがあれば、是非使ってみてください。

Hana
Hana
定番以外に、少し変わったものも挙げてみたよ。

*随時更新予定

相生 aioi 一つの場所から互いに接して生え出ること。
東雲 shinonome 夜明け。明け方の空に東にたなびく声。
冠 kanmuri かんむり。
八千代 yachiyo 極めて長い年月。
無 mu 何もないこと。心の有様。
弦月 gengetsu 上弦・下弦の月。
和 wa 調和がとれていること。
瑞雲 zuiun 吉兆のきざしとして現れる紫がかった・または五色の雲。
徒然 tsurezure 長々と。
千歳 chitose 千年。長い年月。
老松 oimatsu 長い年月を経た松。
常盤 tokiwa 永久不変なこと。
初心 shoshin 最初に思い立ったときの純粋な気持ち。
平安 heian 無事、平穏なこと。またその有様。
一期 ichigo 一生に一度しかないこと。
無事 buji 普段と変わりないこと。またその様。

茶杓は、竹職人だけではなく、誰でも気軽につくることのできる茶道具です。茶杓は、「竹、小刀、やすり」があれば、初めての方でも何とか完成することができるんです。少し昔、近代数寄者の間では、亭主や客が、互いに茶杓を削り、各々で銘をつけ、気軽に贈り合う習慣があったようです。今の時代、忙しい日々の中では、なかなか難しいかもしれませんが、とっておきのときに心のこもった一作をプレゼントしたら、とても喜ばれそうですよね!

茶杓はただの一本の細い竹ですが、素材、形、銘において、作者の個性が出るので、実に表情豊かで、とても面白いお道具です。

2018年、茶杓のみを集めた大変珍しい展示会が、滋賀県 MIHO MUSEUMで行われました。54名、100余点の茶杓が実物大で掲載されています。