お茶とは老若男女関係なく、上も下もなく、全ての人に平等に開かれている心休まる世界。
で、あるはずなのに・・。
ねぇ。色々あるのよねぇ。
Hanaの意見なんかどうでもいいよ、知りたくないよ。って人は、ここから先は読まないで。Hanaの言いたい放題、スタート!
茶人の心。最低限のマナー
突然ですが、外国の人に、「日本人ってどんなイメージがある?」と尋ねると、
Polite (礼儀正しい)
という単語が一番に出てくるほど、日本人の礼儀正しさには一定の評価がある。これは世界に誇れる日本のカルチャーだと思っています。

本当の「礼儀正しさ」とは?
しかし、気をつけなくてはならなのは、この「礼儀正しさ」が悪い意味になってしまうとき・・・。
礼儀正しいが故に、他人に対していつまで経ってもなかなか心を許さない、他の社中は他所様扱い、新しい人・文化はなかなか受け入れない、堅苦しさ。これって『礼儀正しい』には当たらないと思うんです。
そして、Hanaはいつも不思議に思うことがあるんです。
『礼儀正しいこと』をものすごく重視しているはずの茶人なのに、その礼儀正しさに一貫性がない茶人、結構いるよなぁ・・って。
お茶会などでもよく目にするなぁ。

ほほ笑み返しプリーズ。
例えば、あいさつ1つとってもそう。
淡交会などの茶人組織に所属していると、多かれ少なかれ、顔見知りは増えてくる。直接深いお話や懐石をご一緒したことは無くても、毎度顔合わせてりゃ、そりゃあ顔見知りになってくる。
役員の方々になると、そりゃ支部委員たちはみーんな知っているわけだ。役員の人は知らなくても、皆んなは役員の人は知っているわけ。一度や二度は必ず言葉を交わしているわけ。
なのにね、なのにね、いざお茶会などで偶然お目にかかると
目が合っても知らんぷり・・・
って人多くない?
あれは一体なんなんでしょう・・。
- 前に少しだけ会ったことあるけど、そんなまだ友人ってわけじゃないし、気まずいから、目が合っても挨拶しない・会釈すらしない。
- 茶人として認めていない。
よくわかりませんが、せめて微笑み返しだけでもしてほしい。
特にお茶の世界にファーストステップを踏み込んだ人たちのために、「わたし達はあなたを受け入れます。」という姿勢を、お茶の世界の先輩として、後陣に示してほしい。
そう願うのはきっとHanaだけではないはず。

自分の社中としか会話しない人も多いよね。
自分の周りの人間だけ、大切にしてない?
自分にとって損得ある人の前になると、とたんに、周囲のことはお構い無し。全く目に入ってないし、気づいてないって人が多いな〜、と思うこともしばしば。
お茶会などで、知り合いの人がいたら話し込んじゃってお客さんがまるでそこにいないかのようになっていたり、
大寄せなどで、我先にと席入りするために、周り無視で必死になっちゃってたり・・
お茶の世界に昔からいる人、権力を持つ役員のような人、先生達にしてほしいことって、自身が忠誠を誓う先生や関係者・茶人・社中、将来得のある人に、だけ、媚びへつらうことではない、と思う。
確かにそうなってしまいがちなのが人間です。
もちろん自分の周りの人間関係は一番大事だと思うけど、そこは茶人として茶道で学んだ茶人の心を見せてほしい。
周囲の人間を一番大切にしつつも、同時にもっと周りを俯瞰的に見る姿勢を大切にしてほしいなと思う。自分の周りのもう1つ外の円周の人にも心配りができるようになってほしいな、と思う。
特に後輩に道を示す立場の、まあまあ幅聞かせてる茶人には、自分の道徳・正義や、ここは人間として、というものを持ってほしいなぁと思います。
それでこそ、お茶の世界はもっともっと楽しく、そしてもっと多くの人に受け入れられる世界になると思うのです。
茶道が、いつまでも多くの人に愛されていくことを願っているよ。
