お久しぶりです!Hanaです。ご無沙汰しております。今年も残すところ、あと52日!皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
先日、「巷では最近どんな本が人気なんだにゃー?」と、ぶらぶらAmazonを覗いていると、なんと、売り上げランキングでこちらの御本を発見。
びっくりして、即ポチりましたよ。茶道の本がAmazonランキング上位にくい込むことなんて、現代の日本では皆無に等しいですからね!天変地異レベルです。
いやーこちらのビジネスエリートシリーズ、初めて読みました。タイトルが胡散臭いなと思って、いつもスルーしていたのですが、テーマが茶道と言われるとお茶人として読まないわけにはいきません。
結論から言うと、『読んでよかった!』です。喰わず嫌いはあきまへんね。
お茶の本ってね、随筆か古文書かって位、ダラダラ長々と綴られているものが多くて、お茶人のHanaでも読んでて眠くなるんですよね。途中で飽きてしまって、大体最後まで読んだ試しがないですね。
しかし、この本は最後まで一気読みできましたよ!というのもお茶人のために書かれた本ではないからです。(あくまでHanaの感想です。)
そこがこの本のよいところだと思います。
つまり「茶道ってなんだか興味はあるけど、敷居が高いわ〜〜。どんな感じなのかしら?」とか「うーん。ワシもそろそろ日本文化の一つでも嗜んでおかねばのぉ・・茶道はどうじゃろう?」というような、
まだ入門はしていないけれども、茶道に多少興味が湧いてきている人々をターゲットにした御本です。
目次
茶道の本なのに短い!素晴らしい!!爆
どうですか〜?読みたくなってきましたか?
第1章:外国人が知りたい日本の文化・世界が憧れる日本のおもてなし
第2章:なぜエリートは茶道の虜になるのか
第3章:これだけは知っておきたい日本の伝統文化「茶道」
第4章:ビジネスや日常に活かしたい千利休七つの教え
第5章:知っていると一目おかれる、日本人としての品格
第6章:知っていると自信が持てるお茶会の作法 楽しむ為の知識
本の内容とHanaが良いと思った点
まず冒頭で
「これからの世の中でビジネスパーソンとして求められるのはどんな人なのか?それはビジネススキルだけはなく、人間的な幅や厚みを持ち、教養を持つ人間だ。という説明から始まり、それを身につけるのにぴったりなものが日本にはある!そう、それは茶道!」
という感じのイントロから始まり(大分装飾してます。)、茶道の歴史や精神のことなど、段階を追って深掘りしていき、最後はお点前の簡単なご紹介♪を、240ページにぎゅっとまとめた御本です。
Hanaがこの本を良いなと思ったのは、茶道のお点前でなく、その精神について、押し付けがましくなく、そっとだけどしっかりと語ってくれるところ。
茶道のイメージや噂話だけしか情報源がなく、「お茶って一体なんやねん??」って頭の中パニックになっちゃってる人たちに、「お茶ってこうなんだよ〜。」って、小学校の先生がしてくれるみたいな優しさで、読者と同じ目線に立って、導いてくれます。
茶道の本って、なんていうか孤高の茶人の一人語りを、ありがたく拝聴するってパターンが多いじゃないですか。(ホント失礼。)
この本をお勧めしたい人
先に述べましたが、
- お茶に興味がある人。
- 我こそはボーダーラインすれすれというお茶人
2番はいわゆるHanaのような茶人のことですね。
お茶命!寝ても覚めても、週末もお茶!って感じじゃなくて、「お茶好きだよ〜、美味しいお菓子好きだもーん。」って位の、色々ふわっとした茶人。笑
具体的に言うと、以下から一つでも「これ、あたしじゃん。」ってなったら、この本は本当にお勧めですよ〜。
- 「和敬清寂」や「わび・さび」、「一座建立」など茶道の基本精神を、今すぐ説明してと言われると焦る。
- 茶道の始まり。栄西ってさー、ん〜、お茶持って帰ってきた人だっけ?
- 武将の間でお茶が流行ってるのは知ってるよー。でもさ、ぶっちゃけどんだけ大ごとよ?
- 村田珠光って?千利休って?三千家って?どういう運びでそうなったっけ?
